更新日:2024.07.07
転職を考えた時に、やっぱり気になるお給料。
「美容看護師は年収が高い」と聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。
この記事では、美容看護師の年収や、一般の看護師と比べて年収が高い理由を解説します。
美容看護師の年収相場は500万円前後です。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2023年度の看護師の平均年収は508万1,300円でした。※企業規模10人以上、平均年齢41.9歳
一見すると美容看護師と一般の看護師の年収に大きな差はないように思えますが、美容クリニックは基本的に日勤のみで予約制。そのため大きな残業は発生しません。
夜勤なしで一般の看護師と同等の収入を得られることから、美容看護師の年収相場は高いといえます。
さらに厚生労働省の同調査の年代別平均年収を見てみます。
看護師の年収は年齢を重ねるごとに上がり、全体の平均年収500万円を超えるのは、40代以上の看護師であることがわかります。
美容クリニックのモデル年収を見てみると、20代でも年収500万円以上を目指せることが示されています。
年次を問わず、頑張り次第で高い年収を得られます。クリニックや役職によっては、年収600万円以上を目指すことも可能です。
美容看護師の年収が高い理由は大きくふたつ。
自由診療であることと、基本給以外の手当がつく可能性があることが挙げられます。
美容クリニックの施術は自由診療です。保険診療を扱う一般病院とはちがい収益を上げやすく、これが美容看護師の年収に影響します。
病気の改善を目的とする保険診療では、診療報酬が定められており、完治した時点で通院・入院が終わります。
対して自由診療では、提供する施術の価格や内容を各クリニックが自由に設定できます。
見た目の改善を目的とする美容クリニックでは、お客さまの満足がゴールとなり、通院終了の明確な基準がありません。
そのためお客さまの希望に応じて施術を継続したり、化粧品などを提案・販売したりすることで収益を大きくすることも可能です。収益が大きくなる分、看護師にも給与として還元されやすいのです。
成果に対するインセンティブが基本給に上乗せされ、年収アップにつながる場合があります。
クリニック全体の目標達成、カウンセリングによる施術契約や化粧品の販売、施術の担当指名など、インセンティブの対象はクリニックによってさまざまです。
もちろん制度自体を持たないクリニックもあるので、求人を確認しましょう。
一般病院の看護師と比べて、年収相場の高い美容看護師。
各クリニックが自由に価格を設定できる自由診療であること、基本給のほかにインセンティブがつくことなど、その理由は特殊です。
「年収アップを目指したい」「年収を下げずに、不規則な生活を見直したい」そんな方にとって、美容看護師は転職の選択肢になるでしょう。
頑張り次第で年次を問わず年収500万円以上を目指すこともできます。求人を探す際は、年収だけでなく、その内訳や福利厚生などもしっかり確認しましょう。
不安な方は、美容クリニック専門の転職エージェントに相談するのもおすすめです。
執筆者美容看護師 お仕事科 編集部
看護師の美容クリニック転職専門エージェント「美容看護師 お仕事科」の編集部です。美容経験者から未経験者まで幅広く看護師の転職やキャリア支援を行うエージェントとして、美容・自由診療業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。