更新日:2024.07.22
「どんなキャリアが積めるのか」「ライフプランに合わせて長く続けられそうな仕事かどうか」これらは転職を考えた際に気になるポイントではないでしょうか。
プライベートを含むご自身の希望やキャリアプランを考えることは、職場選びや転職活動の指針になります。
本記事では、キャリアプランを考えるために知っておきたい美容看護師のキャリアモデルについて解説します。
「美容看護師は若いうちしかできない仕事」「年齢を重ねた先のキャリアはどうなるのだろう…」求職者の方から、このような不安の声を聞くことがあります。
美容の現場で働く看護師に20~30代の方が多いのは事実ですが、これまで積み重ねた経験やスキルを活かし活躍する40代以上の美容看護師もいます。
実は福利厚生や休暇制度が整っている美容クリニックも多いため、子育てや介護などと両立しながら働くこともできるのが特徴です。
キャリアプランを考えるために知っておきたい美容看護師の様々な働き方。
4つのキャリアモデルをご紹介します。
現場で働き経験を積み、昇進を目指すプランです。プリセプターとしてスタッフ指導を経験したのち、適性や本人の希望に応じて、チーフ、副主任、主任、マネジャーなどのように昇進していくキャリアパスが一般的です。
昇進するごとに責任は大きくなりますが、その分裁量が大きくなったり、給与アップにつながったりするやりがいがあります。
複数院を展開する中規模以上のクリニックでは、全体のサービスの均質化や顧客満足向上のために、本部に専門部署を設けている場合があります。そうした部署へと異動し、グループ全体の運営に携わる働き方も存在します。
研修プログラムやマニュアルを作成したり、講師として活動したりする際に、現場での経験やプレイヤーの目線を活かすことができます。
教育研修担当のほかにも、広報担当や人事・採用担当など、様々な選択肢があります。
「お客さまと直接関わることが好き」そんな思いから、役職にこだわらず現場での仕事に取組み続ける働き方も。オペナースとして介助スキルを高めたり、レーザーなど看護師施術の手技を極めたりすることで、お客さまからの信頼を集め、指名が絶えない美容看護師も少なくありません。
クリニックによっては指名や売上に応じてインセンティブをつけているところもあるので、あえて現場でのプレイヤーにこだわって高年収を維持するという働き方があるのも、美容看護師の特徴です。
女性が多く働く美容クリニックでは、育産休を経て再復帰する看護師もめずらしくありません。
看護師に長く勤めてもらうための取り組みとして、保育料の支援や時短勤務などの福利厚生を備えているクリニックも多く、ある美容クリニックでは育児休業の取得率や出産後の継続就業率が80%を超えているというデータもあります。
子どもが小さいうちは時短勤務で働きながら、ある程度大きくなったら再びフルタイムで昇進を目指す…という働き方ももちろん可能です。ライフプランに合わせて柔軟にキャリアの設計ができるのも、非常に嬉しいポイントです。
ここまで美容看護師のキャリアプランについて解説してきました。
美容看護師としての働き方の選択肢はここに挙げた限りではなく、年齢を重ね、ライフステージが変化しても続けられる仕事です。
どういった人生設計を持っているのか、どういった仕事にやりがいを見出すのか、そういったご自身の志向に合わせてキャリアプランを考えてみると、転職活動がスムーズに進むかもしれません。
より具体的に美容看護師のキャリアについて聞いてみたい方は、美容クリニック専門の転職エージェントに相談するのもおすすめです。
執筆者美容看護師 お仕事科 編集部
看護師の美容クリニック転職専門エージェント「美容看護師 お仕事科」の編集部です。美容経験者から未経験者まで幅広く看護師の転職やキャリア支援を行うエージェントとして、美容・自由診療業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。